日野自動車株式会社は、下記の大型総輪駆動車(除雪車)において、以下の不具合があったとして、該当車種のリコールを届け出た。
「不具合の内容」
1.原動機型式GH11の燃料装置において、燃料リターンパイプの材質選定および締付けトルク設定が不適切なため、エンジン振動の応力によって、該当パイプのアダプター締結部に亀裂が発生するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、シリンダーヘッド内に燃料が漏れエンジンオイルを希釈させ、油圧警告灯の点灯および警報ブザーが鳴り、希釈したオイルが燃焼室内へ吸い上げられ、運転手の意図しないエンジン回転上昇に至るおそれがある。
2.150アンペア仕様のオルタネータ電源配線において、オルタネータ裏側の配索および固定方法が不適切なため、振動により該当配線が固定ブラケットのエッジ部と干渉して被覆を損傷させることがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、該当配線が短絡し発熱・発煙するおそれがある。
対象商品をお持ちのお客様は「お問い合わせ先」にご連絡ください。
製品名:大型総輪駆動車(除雪車)
型式:2DG-HF5AL、2DG-HZ5BL
リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲および製作期間:
JNCMBN0B8KU038074~JNCMBN0B3KU039097(平成30年10月11日~平成30年11月19日)
JNCMBP0E2JU037314~JNCMBP0E5JU037355(平成30年9月10日~平成30年9月10日)
※リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合がある。
※対象車の製作期間は購入時期と異なる。